バナジウムの歴史 バナジウム水百科
バナジウムの基礎知識
バナジウムの歴史
現在はバナジウムという名前で有名になっているのですが、現在の名前になるまでにはいろいろな別名があり、発見にも様々な説が言われています。
まず、一番最初にバナジウムが発見された記録があるのは18世紀の事で、メキシコのシマパン鉱山で褐鉛鉱(バナジン鉛鉱、バナダイト)が発見されたのが始まりです。
1801年にアンドレ・マヌエル・デル・リオ氏が道の化合物を発見し、その姿がクロムに似ていることからパンクロミウムと命名されたのです。その後、このパンクロミウムは加熱すると鮮やかな赤色になることからエリスロニウムという名称に改められています。新元素として期待されたのですが、数年後フランスの研究機関により、この化合物はクロムであると鑑定されてしまい、新元素として認められる事はなかったのです。
1830年にスウェーデンのニルス・ガブリエル・セフストレーム氏が軟鉄の中から同じく化合物を再発見し、いろいろな色に変化するという美しさから、スカンジナビア神話の愛と美の女神の名称、【バナジス】にちなんでバナジウムと命名されたのです。そして、最初に発見されたエリスロニウムはこのバナジウムと同じものと確認されたため、バナジウムの最初の発見は1801年ということになっているのです。
その後、1880年にイタリアのアルカンジェロ・スカッキ氏が新元素を発見し、ベスビオ山にちなんでべスビウムと命名したのですが、これも結局はバナジウムと判明し、新発見ということにはならなかったようです。